「少しでも鮮明で奥行きのある音を楽しみたい!」という願いは、音楽好きであれば誰もが胸に抱いているはず。最近ではハイレゾ音源に対応したスマホも数多くリリースされているため、高価な音響設備がなくとも手軽に高音質な音楽を聴けるようになりました。
せっかくハイレゾ音源に対応したプレイヤーを持つのであれば、イヤホンも自分の耳に合ったものを選びたいですよね。そこで『アイドルGEEKERS』では、プロのDJであるKAOPANG(カオパン)さんと番組レギュラーの水谷望愛(のあ)ちゃんによるハイレゾイヤホンの聴き比べ企画を実施してみました!
……ちなみにこれは余談ですが、われらが『アイドルGEEKERS』には現時点で一社も番組スポンサーが付いておりません。
つまり、どこの媒体よりも正直なレビューができるわけです。
ステマなし、やらせなしのガチンコ検証ですので、彼女たちが少し辛口なことを言ってしまっても、そこはご愛きょうということで許してくださいね(汗)。それではさっそく、今回聴き比べる3製品を紹介いたします!
まずひとつめは、「オーディオテクニカATH-CKS1100」。
KAOPANGさん曰く、「低音に期待できるイヤホン」であるというこちらの製品は、オーディオテクニカが提供する「ソリッドーベースシリーズ」のひとつ。キレのある低域表現に定評があるシリーズだけに、ベースやキックドラム音の響きに期待したいところです。
続いて、ふたつめのハイレゾイヤホンは、木材のハウジングが目を引く「JVC HA-FX850」。
約13gと今回の3製品の中で最も重いイヤホンですが、高級感のあるデザインは性別を問わず人気です。独自のウッドハウジングと不要な振動を吸収してくれるウッドリングアブソーバーが、木のぬくもりを感じさせてくれる自然な音を演出してくれそうですね。
そして最後は、スーパートゥイーターと呼ばれる高音のスピーカーを搭載した「SONY XBA-300」。
通常の高域よりも高い周波数域を再生できるため、KAOPANGさんも中高音や歌声の美しさに期待しているとのこと。約7gと圧倒的に軽いため、この辺りが実際の付け心地にどの程度影響してくるのかも気になります。
まずは各製品の見た目をあーだこーだ言い合ってみる
聴き比べを開始する前に、まずは3つのハイレゾイヤホンの見た目について語り合う女子2名。
のあちゃん
「オーディオテクニカのイヤホンは、黒と金でイカついですね。
男性向けっぽいけど、逆に女性が着けていてもキュンとする感じ!」
KAOPANGさん
「オーディオテクニカは、見た目が一番ベーシックですね」
のあちゃん
「一方でソニーは……ソニーだなって感じ(笑)」
KAOPANGさん
「うん、そつないデザインだね(笑)。
ソニーは、スケルトンなのでマニア向けっぽい感じもします。イヤホンの左右がひと目でわかるようにデザインされているのもいいですね。
あと地味にポイントが高いのは、ソニーとオーディオテクニカのイヤホンのプラグです。
プラグ部分がL字型になっているので、プレイヤーに挿したときに引っかからなくて邪魔にならないんです」
のあちゃん
「わかる! ぴょーんってなるよね!」
KAOPANGさん
「そうそう(笑)。
あと注目したいのは、今回の3製品はすべてリケーブル(ケーブルの付け替え)が可能なこと!
たとえばオーディオテクニカのATH-CKS1100はベース音に定評があるけれど、ケーブルを変えることで高音が浮き立ったりすることもあるんです。
ケーブルを変えると気分転換になるよ」
さすがはプロのDJだけあって、KAOPANGさんの着眼点は驚くほど的確です! 音だけでなく、プラグの形状やリケーブルの可否も購入前にチェックしておきたいポイントですね。
いざ聴き比べスタート!
ファーストインプレッションを終えたところで、いよいよ試聴開始です。今回の検証にはハイレゾ音源に対応しているXperia Z5を使い、クラシックとポップスの曲を各イヤホンで聴き比べました。
途中、音楽好きな桐島Pも乱入し、3名は収録そっちのけの真剣な表情で音に集中していました(JVC HA-FX850の音に感動し過ぎた桐島Pは、その後自腹で購入したのだとか!)。
『アイドルGEEKERS』が選ぶNo1ハイレゾイヤホンの座はいかに!?
気になる結果は、こちら↓の動画でチェックしてください!
https://www.youtube.com/watch?v=VlQpKJF_pPw?t=1h13m51m
〈 今回紹介した製品の情報 〉
オーディオテクニカ ATH-CKS1100
【実売価格】25,000円前後
【出力音圧レベル】110dB/mW
【再生周波数帯域】5〜40,999Hz
【最大入力】200mW
【重量】約12g(コード除く)
JVC HA-FX850
【実売価格】40,000円前後
【出力音圧レベル】106dB/mW
【再生周波数帯域】6〜45,000Hz
【最大入力】200mW
【重量】13g(コード除く)
SONY XBA-300
【実売価格】30,000円前後
【出力音圧レベル】101dB/mW
【再生周波数帯域】5〜40,000Hz
【最大入力】100mW
【重量】約7g(コード除く)
※2016/2/1現在の価格情報です。