今回のアイドルGEEKERSのテーマは、最近話題のVR！ VRとはご存じのとおりバーチャル・リアリティの略。さまざまなテクノロジーによって仮想現実を実現する仕組みのことですね。この番組で取り上げるのは、実に２回目となります！
VRの次はMR？ みんなで楽しめるテクノロジー
最初のゲストは、株式会社システムフレンドの前本知志さん。ソフトウェアの会社に勤務しながら、ARやVRの開発に携わっている方です。最近では、ジェスチャーセンサーの「Kinect」を使ったアプリの作成にも関わっているとのこと。
「VRといえばヘッドセットをかぶるというイメージがあると思いますが、できればかぶった本人だけではなく、みんなで楽しめるといいですよね」
こう語る前本さん。そんな、みんなで楽しめるVRを実現するのが、実はKinectを使った方法だという。さっそく司会の２人が体験してみることに。
スタジオの中に立つ、広川いくちゃんと七瀬さくらちゃん。モニターを通して見るとそこにアバターが重なり、同じタイミングで動きだす！ 人の動きをKinectが読み取り、そのデータを元にアバターがリアルタイムで動くという仕組みだ。現実世界と仮想現実がクロスする、一種のVRである。
さらには２人は女の子のアバターと一緒に踊ったり、桐島Pの3Dモデルが登場したりと、スタジオは大盛り上がり！
この、ヘッドセットなどをかぶらなくても実現できるVR。最近ではミックスド・リアリティ=MRという呼ばれ方もされているそうです。装置を付けた人だけでなく、みんなで楽しめるVRというのがイイですね。
Microsoft Hololensがスタジオに登場！
ここで次のゲストが登場。「Microsoft Hololens」エンジニアの初音玲さんと泉本優輝さんです。
Hololensとは、マイクロソフトが開発中のゴーグル型端末。半透明のデバイスのため、現実世界と仮想現実を組み合わせて表示することが可能。空間を認識して現実世界に3Dのオブジェクトをはめ込む、といったことも可能です。
お２人がスタジオに持ってきたのは、製品化される前の貴重なプロトタイプ。現在はデベロッパー向けのデバイスだが、30万円ぐらいの価格とのこと。桐島Pも興奮気味、「これは非常に安い！」と思わずポチりそうな勢いです。
ここでHololensを紹介するオフィシャルのムービーを全員で鑑賞。クオリティの高さや多彩な可能性に、スタジオ全体に感嘆の声が飛び交う！ 未来を感じさせる映像はワクワク感満点でした。
ヴァーチャル空間に入って、２人がゲームに挑戦
今度はスタジオ内に作った特別なセットで、VRなお絵かきに七瀬さくらちゃんが挑戦です。ここで使用したゴーグルは「HTC Vive」。空間にハンドツールで絵を描く「Tilt Brush」の不思議な感覚には、さくらちゃんも少々戸惑い気味。とはいえ、キラキラした世界に囲まれる感覚を楽しんでいるようでした。
そして最後は、アイドル２人がそれぞれVR空間に入り、ゲームで競い合っちゃいました！ 上から落ちてくるボールを、自分と一緒に動くキャラクターで割っていくという内容。最初は要領を得ない２人でしたが、慣れてくるとどんどんボールを割れるように。けっこう体力を使うゲームの結果は、さくらちゃんが20点、いくちゃんが15点でした。
実際の製品を使っての実験や、開発中の「Microsoft Hololens」の話題など、VRに関する情報が盛りだくさんのエピソードでした。新しもの好きのギークには、応えられない回だったのではないでしょうか！
Microsoft Hololens
（開発者向けキット）
画面：静止画2048×1152、動画1408×792
CPU：Intel 32 bit architecture
GPU：Custom built Microsoft Holographic Processing Unit
メモリ：2GB
ストレージ：64GB
OS：Windows 10
バッテリー：２〜３時間連続稼働
重量：579ｇ
HTC Vive
画面：有機EL２枚（2160×1200）
リフレッシュレート：90Hz
視野角：約110度
センサー：ジャイロセンサー 加速度センサー 位置センサー
トラッキング：２機のカメラによるトラッキング
付属：viveコントローラ２個、ベースステーション２個、リンクボックス、イヤホン
価格：107,800円
次回「アイドルGEEKERS」を見逃さないようにYouTubeチャンネル登録はコチラから！
ダイジェスト版でチェック！
配信アーカイブで全編チェック！